ワウリンカなのかバブリンカ(ヴァヴリンカ)なのかから得た知識

錦織圭と全豪オープンの準々決勝を戦ったStanislas Wawrinkaのファミリーネームの表記がワウリンカなのかバブリンカなのかで混乱して前の記事を書いた。

英語読みすると「ワウリンカ」なのだけれどもフランス語読みだから「ヴァヴリンカ」なのだと。

ただ、「ヴァヴリンカ」という苗字がどうもフランス語っぽくない気がして調べてみたところ、やはりフランス語圏の名前ではなかったようだ。

 

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ワウリンカ(バブリンカ)の祖先はポーランド出身でフランス系ではなさそう

 

Stanislas Wawrinkaはスイスのフランス語圏に住んでいるためにフランス語読みの「ヴァヴリンカ」というのがその地では一般的らしい。

スタニスラスの父親のWolfram Wawrinkaはチェコ系のドイツ人であり、フランス語圏ではなくてドイツ語圏の名前なのかと思った。

しかし元々のWawrinkaという苗字はポーランド系らしく、ポーランドからチェコ、チェコから、ドイツ、ドイツからフランス語圏のスイスへとWawrinka家が移り住んできたようだ。

 

Slavic_languages

http://commons.wikimedia.org/wiki/File%3ASlavic_languages.png

また、Stanislasという名前も、スラブ語圏の男子としてはとても由緒ある名前らしい。

日本語で言えば「太郎」とかに近いのかな、覇者とか英雄という意味があるらしい。

やはりポーランドではポピュラーな名前のようだ。

 

オリジナルの発音がドイツ語系に近いポーランド語圏だと考えた場合、「ヴァヴリンカ」なのだろうか、「ワウリンカ」なのだろうか?

実はドイツ語でもWは英語で言うところのVの発音で呼ばれる

実際、自動車メーカーのフォルクスワーゲンのつづりはVolkswagenであり、ドイツ語読みだと「フォルクスヴァーゲン」と発音される。

(ドイツ語では「V」は英語で言うところの「F」で発音される。)

 

だからおそらく、先祖伝来、Wawrinkaという苗字は「ヴァヴリンカ」と発音されてきたのだ。

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アルファベットで表記される外来語の発音を、できる限りその言葉のオリジナルの発音に近づけて表記するのが日本語の基本。

だから、今後は「ワウリンカ」ではなくて「ヴァヴリンカ」、少なくとも「バブリンカ」程度までには彼の家の本来の名前に近づけて表記されていくのだろう。

 

 

 

フランス語では「W」というアルファベットは外来語にしか使われない

 

今回、全豪オープンのニュースでワウリンカがバブリンカに変わったのに違和感を覚えるまでよく知らなかったのだけれども、フランス語では「W」のことを「ドゥブルヴェ」と読む。

英語で言えば、意味は、「ダブルブイ」になる。

これは見ての通りに、「W」という文字が「V」を二つ重ねた「VV]と読み取れることによる。

 

実は、フランス語のつづりにおいて、「W」は外来語表記以外には用いられない。

これはラテン語までさかのぼり、英語で言うところの「W」の発音を表すフランス語やラテン語は「OU」であらわされる。

フランス語の「はい」という意味の「ウィ」のつづりが「Oui」であることを見ても明らかである。

 

何ともややこしい、と思ってしまう。

だが、ほとんどの日本人が英語からアルファベットの発音に慣れ親しんでいることから変に感じるだけのことだろう。

もしも日常に使われる外来語が最初からフランス語中心であれば、「W」の存在の方にむしろ違和感を感じていたのかもしれないね。

 

みょうなことから物知りになれて、その面でも面白い全豪オープンだった。

 

Kei_Nishikori

“Kei Nishikori” by Kate – Flickr: Kei Nishikori. Licensed under CC BY-SA 2.0 via Wikimedia Commons – http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kei_Nishikori.jpg#mediaviewer/File:Kei_Nishikori.jpg

残念ながらランキング5位の錦織は、ランキング4位で前回の2014年の全豪の覇者のヴァヴリンカに準々決勝で0-3のストレート負け。

男子最速のサーブが炸裂し続けたヴァブリンカ相手に完敗の形だった。

 

次は頑張ってもらおう。

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ワウリンカなのかバブリンカ(ヴァヴリンカ)なのかから得た知識」への2件のフィードバック

  1. モケケチト

    「ヴァヴリンカ」で検索してやって来ました。
    ヴァヴリンカは本来女性形で男性形はヴァヴリネクですけど、ほかにもポーランド系やロシア系移民では男女区別無くなりどちらかの性の姓で固定してしまっている例をよく見ますね。
    ヴァヴリネクで検索してみたら、なんとフェデラーの奥さんの姓がヴァヴリネクでした(スロヴァキア出身だそう。WがVになっていますがルーツは同じでしょう)。
    ヴァヴリンカの逆パターンですね。
    女子バレーのデンソーの助っ人クロアチア人のミア・イェルコフ選手も名前だけ聞けばロシア人男性と思ってしまいますね。

    返信
    1. crokan 投稿作成者

      モケケチトさん

      コメントありがとうございます (^^)/

      >ヴァヴリンカは本来女性形で男性形はヴァヴリネクですけど

      そうなんですか、そっか、女性形とか男性形とか、スラヴ系は遍くあるんですね。
      φ(..)メモメモ

      >ヴァヴリネクで検索してみたら、なんとフェデラーの奥さんの姓がヴァヴリネクでした

      あ、あのフェデラーより強そうな奥様 ( ・_・)ノ☆(*_ _)ばしぃ!!

      そうだったんですね、なんだかなるほどって思っちゃいました。 ゞ(^^;)ナニガナルホド

      >女子バレーのデンソーの助っ人クロアチア人のミア・イェルコフ選手も名前だけ聞けばロシア人男性と思ってしまいますね。

      なんかK-1戦士にいそうですよねw

      名前に関して思った素朴な疑問を自分勝手な記事にしちゃいましたが、コメントいただいてうれしかったです。

      優等生目指さずに、もっと自分の好きな記事を思いのままに投稿していこうと思えました。

      ありがとうございました。♪

      返信

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