白色ワセリンを顔に塗るときの使い方の注意と副作用

白色ワセリンは石油から作る医薬品です。

保湿目的で皮膚のあちこちに使うのですが、敏感な顔の皮膚に使ってもいいのかどうか?

ひび割れた唇に塗ってもいいのか、それをべろべろなめまわしても大丈夫なのか?

 

・・・基本的にはどう使っても大丈夫です。

ですが、使い方の細かい注意と、口のあたりに塗った場合にごくまれにおこる副作用についての備忘録です。

 

スポンサードリンク

 

 

白色ワセリンって何からできてて、どんな性質なの?

 

白色ワセリンというのは石油を原料として作られる白色のオイルペーストです。

 


大洋製薬 日本薬局方 白色ワセリン★税抜1900円以上で送料無料★【第3類医薬品】大洋製薬 日本…

 

これ、傷薬とかオロナイン軟膏みたいだなと思われる方も多いと思いますが、そう、その通りです。

様々な軟膏の基剤として、外用薬に使われているのが白色ワセリンです。

 

塗り薬として使われているペースト状のものには、軟膏とクリームがあって、軟膏というのがこの白色ワセリンを基剤とする塗り薬です。

オイルがベースなので、いつまでもべたべたしますし、つるつるして滑りやすいです。

一方、クリームというのは乳化剤というもので、簡単に言えば、石鹸を水でふやかしたようなものです。

塗ってすぐはべたべたしますが、水が乾燥して飛べば気にならなくなって、さらりとした感じになります。

 

何となく、油がいつまでも残るワセリンの方が皮膚に良くない感じがしますが、実は逆です。

実は、ずっとべたべたする使い心地の良くないワセリン基剤の軟膏の方が、お肌に優しいのです。

なぜなら、クリームの成分は皮膚に浸み込みますが、ワセリンは皮膚に浸み込まないからです。

 

皮膚から吸収されることがない物質だから、安全なのです。

 

 

日本薬局方の白色ワセリンは赤ちゃんに使うのも基本的に安全です

 

白色ワセリンは日本薬局方の第三類医薬品で、多くの外用薬軟膏の基剤に使われています。

そういう、普遍的な用途で用いられている薬物ですから、

副作用とか、顔に塗ることの危険性をものすごく丁寧に調べているものです。

スポンサードリンク

 

a0006_000918

 

基本的には、ワセリンというのは我々の体の組成とは全く異なるものです。

皮膚に塗っても、唇に塗っても、表面に残るだけで浸み込みません。

傷口やひび割れがあればその奥まで入り込みますが、我々の体の主成分は水であり、油であるワセリンとは混ざることがありません。

だから、安全なのです。

 

さらに、赤ちゃんの塗り薬にも使われていますが、こちらも安全であることは確認されています。

塗った薬を赤ちゃんが舐めてしまっても、ワセリンを食べてしまったことによる困った症状はありません。

(軟膏に含まれている薬の成分はまた別の話です。)

 

基本的には、ワセリンを食べてしまってもそのまま便に混ざって出てきます。

吸収されることはありません。

 

ただし、ひとつだけ、注意すべきことがあります。

それは、肺にたくさん吸い込むのは良くないということです。

 

 

花粉症の時に鼻の穴にワセリンを塗るのは効果的ですが、ごく少量にしておいて

 

花粉症の人は、花粉のアレルゲンを鼻粘膜や結膜のすぐ下にいる白血球(肥満細胞)が認識して、ヒスタミンなどの物質を放出します。

これが痒みやくしゃみ、涙の刺激の原因になります。

 

鼻の穴の入り口にワセリンを塗っておくと、ワセリンが鼻粘膜の上を覆いますから、花粉のアレルゲンが鼻粘膜の下の白血球に届きにくくなります。

効果はけっこうあります。

 

でも、上に書いたように、ワセリンは基本的には我々の体には吸収されません。

食べちゃったらトイレで出るからいいんですけど、肺に吸い込んだ場合はあまりよろしくないです。

大量に吸い込んでしまうと肺の粘膜を覆うので、ガス交換の妨げになる可能性があります。

 

ただし、これは理論上の話で、実際にはワセリンを吸い込んでしまっても咳や痰で出てしまうと思われています。

それでも、大量のワセリンを鼻の穴に塗り続けると、けっこうな量を吸い込んでしまう可能性があります。

それは避けておく方が良いです。

 

だから、鼻の穴にワセリンを塗るときにはごく薄く塗るようにしてくださいね。

 

 

ワセリンを顔に塗るときの注意点のまとめ

 

ワセリンは我々の体の組成と異なる物質なので、体内に吸収されることはありません。

食べても大丈夫です。

 

でも、逆に言えば、肺のような出口のないところに吸い込んでしまうと、咳や痰で吐き出すしかありません。

(この時、正確には肺胞マクロファージという細胞がワセリンを食べて痰になってくれたりするのですが)

 

だから、唇に塗るのは良いけど、鼻からたくさん吸い込まないように、それだけ、気を付けてください。

 

 

スポンサードリンク
LINEで送る
[`buzzurl` not found]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です