デング熱を媒介するヒトスジシマカに刺されたらどうするのが正解?

デング熱感染者が全国レベルでどんどん増えています。

思ったよりたくさんの地域で蚊によって媒介されている模様です。

デング熱ウイルスを媒介するヒトスジシマカに刺されたらどうすればいのかについてまとめました。

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ヒトスジシマカに刺されても発症しない人の方が多い

 

日本にいるヒトスジシマカがどのぐらいの割合でデング熱ウイルスを持っているのか、まだ何の統計もありません。

これまでの常識からすると、ほとんどゼロであると思われていました。

ですが、2014年8月下旬に東京の代々木公園で感染した症例の発見に端を発して、日本全国で患者が次々に見つかっています。

 

でも、これ、当たり前と言えば当たり前ですよね。

東南アジアなどの流行地で蚊に刺されればある程度の確率でデング熱ウイルスに感染します。

でも、大部分の人が感染に気付かずに帰国するのです。

 

その理由としては、

1.潜伏期間が3日から14日と長いので、発症前に帰国してしまう。

2.感染しても発症しない。

3.発症しても症状が軽いので気づかない。

などが挙げられます。

 

そう考えると、何も今年だけ、デング熱がはやっていたのではなくて、知らない間に日本各地で毎年夏に小さな流行を見ていたのではないかと思われます。

だから、今年になって大々的にクローズアップされただけの話。

大したことない人の方が多いのです。

 

逆に言えば、ヒトスジシマカに刺されても、何も症状がない間はたかをくくっていても大丈夫です。(^◇^)

周囲には広げる可能性がありますが。

 

 

 

発症すると怖い病気がデング熱 致死率1%

 

発症しない人の方が多いとはいっても、発症してしまうと重症化しやすいのがデング熱ウイルス感染症です。

日本人は比較的重症化しやすくて、発症者100人当たり4人程度は重症化するようです。

さらに、重症化した人の4人に1人は、つまり、発症した人100人に1人程度は死んでしまう可能性があるようです。

 

なんで発症すると100人に1人の割合で死んでしまうのでしょうか?

この感染症では血小板という血を止める働きの血球の数がどんどん減ってしまうという特徴があります。

このために、重要な臓器で出血が止まりにくくなります。

それだけでなく、出血を処理するために肝臓や脾臓が働きまくって疲れ果ててしまうということがあります。

 

だから、発症したら入院して管理、治療するのが安全です。

ここは迅速に動かないと、万一重症化したら取り返しがつかないことになります。

では、発症を見分けるのはどのようにすればいいのでしょうか?

 

 

風邪症状のない突然の発熱と出血斑で確認する

 

デング熱ウイルスに感染して、いちばんわかりやすい症状は

1.突然の発熱(38度以上)

です。

 

これが真っ先に症状として現れます。

そして、このときに咳や鼻水などの風邪症状はありません。

(頭痛や吐き気、嘔吐はあります。)

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Course_of_Dengue_illness

臨床症状の経過説明画像、Wikipedia Englishより

http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Course_of_Dengue_illness.png

 

注意点として、この時にアスピリンなどの解熱剤を使わないようにしてください、重症化することがあります。

使えるのはアセトアミノフェンだけです。

 

もう一つの症状は

2.骨関節痛や筋肉痛、頭痛や吐き気、嘔吐

です。

 

運動もしてないのに関節や筋肉が痛くなり、発熱があれば、

そして数日から二週間前に蚊に刺された記憶があれば、

デング熱発症を疑ってかかってください。

 

三つめの症状は

3.発疹、出血傾向、出血斑

です。

 

腕の内側などの日焼けしていないところが見やすいです。

そういうところに赤い発疹のようなものがないか確認してみてください。

 

もしも、それっぽいものがあるけど、数が少ないし、よくわからないという場合、

血圧計などがあれば3分から5分ほど腕を縛ってみて、発疹(出血点)が増えないかどうか、観察してみてください。

(ただし、出血斑は熱が下がりかけてから見えてきますので、ないから安心というものではありません。)

 

上の三つがすべてそろえば、高い確率でデング熱感染症の発症です。

 

でも、38度以上の高熱がいきなり出たら、ともかく疑いましょう。

それ以外の病気、例えば別のウイルス感染でも同じような事態はあり得ます。

ですけど、いずれにしろ、入院するつもりで病院に行きましょう。

 

 

病院での治療は?必ず助かるの?

 

外来ではデング熱感染の確認はできませんので、症状などからデング熱であることを考えて、入院して点滴などを行います。

また、インフルエンザのタミフルみたいな特効薬はありません。

基本的には安静にして、自分の免疫力で回復するのを待ちます。

 

ですが、

急に出血傾向がひどくなって(デング出血熱)、輸血の必要があるとか、

インフルエンザ脳症に似たデング熱性ショックとか(怖いので詳細は省きます^^;)、

稀に起こる容態急変があり得ます。

 

そのとき、病院にいれば助かったものを、、、ということがあり得ます。

早めに入院していれば、かなりの確率で助かります。

どんなことにも100%はありませんので、絶対に、なんて言えませんけど。

 

ということで、蚊に刺されて怖い思いをしているのであれば、

上に書いた三つの点について、注意しながら過ごしてくださいね。

 

上に書いた症状のうちの「突然の発熱」、

あるいは、関節痛+頭痛、吐き気など、それ以外の二つ程度の症状が出たら、病院に行きましょう。

 

逆に、

「代々木公園のそばでデング熱をうつすヒトスジシマカに刺された!」 リンク

としても、

 

刺された直後に急いで病院に行っても、無意味です。

 

病院側も何もできないので、慌てないようにね。

 

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デング熱を媒介するヒトスジシマカに刺されたらどうするのが正解?」への1件のフィードバック

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