感音性難聴 治らない? 耳に届く音質を高品質にすればいいじゃん♪

感音性難聴と伝音性難聴、難聴にはざっくり言って二種類あります。

伝音性難聴は補聴器や手術などで改善が見込めますが、音を脳に伝える神経機構の問題である感音性難聴は治らないといわれます。

でも、あきらめるのは早い。

脳に伝える能力が落ちたのなら、耳に届く音質を上げればいいじゃないですか(笑)。

 

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難聴の多くは感音性難聴

 

ひと口に難聴と言っても、ざっくり分けて二種類あります。

一つは伝音性難聴、下の図の緑の部分、赤い部分、あるいは赤い部分の中の青い三つの骨の問題で聴こえなくなるという難聴です。

これはメカニカルな難聴なので、手術や、補聴器などのメカニカルな方法での改善が見込めます。

 

800px-Anatomy_of_the_Human_Ear.svg

“Anatomy of the Human Ear” by Chittka L, Brockmann A – Perception Space—The Final Frontier, A PLoS Biology Vol. 3, No. 4, e137 doi:10.1371/journal.pbio.0030137 (Fig. 1A/Large version), vectorised by Inductiveload. Licensed under Creative Commons Attribution 2.5 via Wikimedia Commons – http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Anatomy_of_the_Human_Ear.svg#mediaviewer/File:Anatomy_of_the_Human_Ear.svg

 

それにたいして、感音性難聴というのは上の図でいうところの紫の器官から内側に発生する問題による難聴です。

これは、青い骨から伝わる音の振動を、神経へ伝える電気信号に変える器官の障害なので、補聴器では治せません。

 

加齢による老人性難聴や、突発性難聴、低音障害性感音性難聴、あるいはメニエール病の蝸牛型などはすべてこの部分の難聴です。

治せない、といわれています。

補聴器や手術では治すことはできない、と。

 

でも、不思議ですよね、老人性難聴の人に、補聴器、普通に使っていますよね。

いったいどうしてでしょうか?

 

実は、補聴器によって耳元で音を大きくすることで、大きな音の中から拾い上げやすくはなるのです。

ガンガンに音楽の流れるクラブ(昔で言えばディスコ)でも、大声でしゃべればなんとか拾い聴くことができて、伝わるのと同じ理屈です。

でも、音質はひどいし、増幅されたノイズで頭が痛くなります。

 

だから、補聴器をつけたがらない高齢者は多いのです。

悪い音質のままで、雑音も増幅して聞かされるのって、想像しただけで辛いですよね。

 

 

耳に届ける音質をクリアにしてあげればいいじゃん

 

昨日から紹介している、難聴者用スピーカー、コミューン

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コミューンの外観・サイズ

 

夢の扉というテレビ番組で紹介されたこのスピーカーは、全く逆転の発想で作られました。

耳に届く音を増幅して聞くという補聴器の発想ではなくて、耳に届ける音そのものの音質を上げてやればいいじゃん、というものです。

 

具体的にはどうするのか?

徹底的な設計の見直し、鈴虫の羽の形状からの発想による音の増幅器、そしてコーンの材質の見直し(紙からハニカム立体構造のアルミへ)などで、人の声の、特に高音域の音を分厚くしました。

どういうことかというと、感音性難聴で聞こえにくくなる「さしすせそ」などの音が聞こえやすくなるようにしたのです。

 

さらに、指向性を持たせることで音を更にクリアに届けます。

普通の音が四方八方に広がるのに対して、超音波のようにエリアを絞り込んで、音量が広がらないようにまっすぐに音を伝えることに成功しました。

音のレーザービームだと思ってもらってもいいです。

 

これにより、耳に届く音質が圧倒的に高品質になりました。

脳神経に伝えるために電気信号に変えていた、もともとの音の品質が圧倒的に良くなったのです。

だから、電気信号への変換が下手でも、クリアに伝わるのです。

 

シンプルに申しあげますと、

最高の素材を渡して料理させれば、

料理のへたな人が作ってもそこそこ美味しい料理ができる

ということです(笑)。

 

三半規管や聴神経がへたれていても、元の音がいいからけっこう聴けるのです。

そのように、音を最高の品質に作り替えるのが、夢の扉で紹介されたスピーカー、コミューンだというわけです。

 

 

再生医療が進めば感音性難聴も治せる日がくるかも

 

この前、神戸の理化学研究所と京都大学医学部の再生研究所との共同研究で、目の網膜の難病の人に、その人の皮膚の細胞から作ったiPS細胞から作った網膜細胞が移植されました。

どのぐらい視力が回復するかはまだわかりませんが、期待が持てますよね。

 

これまでも、角膜は移植できるし、水晶体は人工水晶体を入れることで、角膜と水晶体の機能はメカニカルに治療することができました。

でも、光信号を電気信号に変えて脳に伝える網膜の病気は治しようがなかったのです。

感音性難聴が治せないのと似ていますよね。

 

でも、iPS細胞という新しい発想が2006年に発表されたことで、ついに、網膜再生の道が開けてきたのです。

同じように、いつの日にか、感音性難聴を根本的に治す治療方法が見つかるかもしれません。

 

でもそれまでは、この新しく開発されたスピーカー、コミューン。

195000円はまだまだお高いですが、役立ちものです。

 

この働きに大いに期待です。

 

 

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感音性難聴 治らない? 耳に届く音質を高品質にすればいいじゃん♪」への2件のフィードバック

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