ボジョレ・ヌーボー 11月の第3木曜日が発売日 製法が普通のワインと違います

ボジョレ・ヌーボーは11月の第3木曜日が解禁日なので毎年、日にちが違います。

2014年は11月20日、倉田まり子さんの誕生日ですね♪(←もはやマニアの記憶?)

ボジョレ・ヌーボーはワインと言っても、普通のワインとは別の飲物だと思ってもらう方がいいです、製法からして全く異なるのですね。

 

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ボージョレ地区の季節限定の地酒だったボジョレ・ヌーボー

 

今でこそ世界中で飲まれていますが、かつてボジョレ・ヌーボーはボジョレ地区(ボージョレ地区とも)でのみ飲まれている地酒でした。

その年に採れたブドウで作った新酒のさわやかな味を楽しもうというものですね。

それが、最初のきっかけは何だったのか知らないのですが、1950年代にパリのレストランでブームになったそうです。

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現代の普通のワインというのは樽で、そして瓶で熟成することで美味しくなることを前提に作られています。

その発想からすると、とんでもないワインで、批判する知ったかぶりな人も多いのですが、もともと、そういうワインとしてではなくて、あくまでも

「その年のブドウを味わって見る」

という地元のワイン好きが始めたことですから、ボジョレ・ヌーボーはボジョレ・ヌーボーなのです。

 

パリのレストランで受け入れられたのも、目先が変わった飲み物だったし、その時期だけしか飲めない貴重性が受けたからです。

ワインとしての味がどうのこうの論じる対象ではない、完全に、別の飲物です。

 

でも、こういうのって、ボジョレ・ヌーボーだけじゃないですよね。

日本酒の醸造所だって、「荒走り」という新酒を供してくれるところはあります、炭酸がたくさん含まれてさわやかな味です。

オーストリアなどでも8月には「ホイリゲ」と言って新酒を飲ませてくれます、ワイナリー直営のレストランとかでジョッキで出してくれます。

 

その、ボジョレ地区の楽しみを我々も楽しませていただくだけのこと。

季節の彩なんですよ。

 

 

解禁日に飲まなきゃとか、どのボジョレ・ヌーボーが美味しいかとこだわらなくていいと思う

 

日本人は何でもきっちりするのが好きで、その性格にもあってるんでしょうね、このボジョレ・ヌーボーの販売形式。

まいとしきっちりと、11月の第3木曜日がボジョレ・ヌーボーの解禁日です、そして日付変更線の関係から、日本では世界で最も早くヌーボーが楽しめる場所ということになります。

世界初!というのも、我々は大好きですよね。

 

ですが、この発売解禁日はフランス政府が決めたものです。

それまでは11月15日だったり、11月11日だったり、二転三転しています。

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だから、解禁日自体に歴史的意味合いはなくて、どちらかというとフランス政府を上げての販売戦略、それに我々が踊らされているだけです。

 

おおむね、11月中旬までに新酒が出来上がるから、ほんとうはもっと早くに出せる醸造所もあれば、もっと遅くにしか出せない醸造所もあったんでしょう。

村の複数のワイナリーの持ち寄りだと、いろんな時期にいろんな味のヌーボーが届いていたことでしょう。

 

できる日もバラバラ、味もバラバラ。

でも、その年もおいしいワインが取れたことを神様に感謝する。

そんなワインがボジョレ・ヌーボーなんです。

 

われわれも、11月中に楽しくいただけたらそれでいいかなと思います。

 

 

美味しく、ではなくて、楽しく、です、それでいいと思うんですよね。

「ボジョレ・ヌーボーなんかワインとは呼べない。」

と、知った風に批判する海原雄山みたいなにわか評論家の方がいらっしゃいますが、苦笑してしまいます。

 

ボジョレ・ヌーボーとは、その季節を楽しむ、そして豊饒の大地に感謝するお祭りの飲物です。

お屠蘇の味を

「お屠蘇なんて日本酒とは呼べない」

というような人、いないでしょう?

そろそろ自分のその発現がどれぐらい恥ずかしいことなのかに気がついていただけたらいいなと思うのです。

 

 

ボジョレ・ヌーボーはクリスマスやお正月に飲んでもおいしくない

 

ボジョレ・ヌーボーについて、よく知らない人に一つだけ注意してほしいのは、これは11月中、せいぜい12月前半までに楽しむ飲み物だということです。

製法が違うといいましたが、製法が違うだけでなく、保存に対する考え方がまた異なります。

ボジョレ・ヌーボーの製法だと、他の新酒同様に炭酸ガスがたくさん含まれます。

この炭酸ガスのおかげで酸化防止剤である亜硫酸塩を入れなくても酸化が進まないので、酸化防止剤や保存剤を入れないで瓶に詰めます。

これがフレッシュな風味を保ってくれます。

 

でも、長期保存を考えて作られた飲み物ではないのです。

地元では、もともと、瓶詰にするのではなくて、樽からドバドバ出して飲みきってしまう飲み物だったはずです。

だから、11月中に飲んでしまうのがベストです。

 

ビアホールで出される生ビールに近い感覚でとらえてみてください。

ビアホールの生ビールを何か月も保存しておこうと思う人はいませんよね?

 

ということで、安かったからと言ってたくさん買って、クリスマスパーティーやお正月に出してきて、お客様に振舞うのはやめましょうね。

古い生ビールを出されたら、興ざめでしょう?

気を付けてほしいのはそこだけです。

 

味は、ワインと思って飲むのではなくてヌーボーという飲み物だと思って楽しんでください。

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ボジョレ・ヌーボー 11月の第3木曜日が発売日 製法が普通のワインと違います」への1件のフィードバック

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