インフルエンザワクチン いつから接種がお勧め?

インフルエンザワクチンの接種の時期が近づいてきました。

いつごろから接種するのがいいのか、それはなぜか。

あなたの大事な人を守るために、しっかり学んで、適切な時期に受けてくださいね。

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インフルエンザワクチンはどのぐらいの間有効なのか?

 

インフルエンザワクチンは、毎年、5か月程度有効であることを目指して作られています。

また、接種して、効果が出るのは2週間後です。

 

だから厚生労働省が推奨するのは、10月半ばくらいから11月半ばにかけてワクチンを投与することです。

そうすれば、次の年の3月末から4月末にかけて、ワクチンの効果が期待できます。

 

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できれば、12月に入るまでにはワクチンを打ちたいですね。

クリスマスにインフルエンザで寝込むなんて最悪ですから。

 

 

今年はどんなウイルスが流行るのか、専門家が予想してワクチンを作る

 

インフルエンザワクチンは毎年毎年、異なるウイルス株に対して作られます。

(ウイルス株というのは、過去に流行したウイルスを培養して維持しているものです。)

 

どうして毎年異なるワクチンを新しく作るのかいうと、毎年、ウイルスの種類が異なるからです。

どうして異なるかというと、インフルエンザワクチンの遺伝子配列は非常に変異しやすいからです。

 

エボラウイルスと同じ、RNAウイルスであるインフルエンザウイルスは、自分で増えることはできません。

我々の気道上皮細胞などにとりついて、細胞の遺伝子合成機能を利用して増えます。

 

でも、ウイルスが感染したせいで、その細胞はやがて死にます。

その細胞が死んだら終わりなので、ウイルスは、細胞が死なないうちに、自分たちの複製をばんばか作らせます。

 

気道上皮細胞1個に無理やり作らせるインフルエンザウイルス粒子の数は100万個だと考えられています。

100万個もウイルス粒子を合成すると、1個ぐらいには遺伝子変異が起こるのです。

 

かくして、一人の感染者から、数千種類、数万種類の遺伝子変異インフルエンザウイルスが生まれるというわけです。

それがウイルスにとって都合のよい遺伝子変異であれば、その変異を持ったウイルスがどんどん増えます。

つまり、去年やおととしに流行ったウイルス株は遺伝子構造が変異していて、今年は違う形のウイルスになっている可能性が高いのです。

 

そして、ウイルスだけではなくて、我々の体も頑張っています。

去年感染したウイルスに対しては、免疫が強力に働くので、ウイルスが気道粘膜に感染しても、免疫がやっつけてくれて、発症しないで済む可能性が高いのです。

だから、どちらにせよ、去年流行したインフルエンザウイルスとそっくりのウイルスは、今年は流行しない可能性が高いのです。

 

だから、毎年毎年、専門家たちは、その年に流行りそうなウイルス株に対するワクチンを作る指示を出すのです。

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流行するインフルエンザウイルスの予想はどのぐらい的中するの?

 

では、今年はやるウイルスは全く新しいウイルスかもしれない。

それなら、培養しているワクチンに対するワクチンを作ってもしょうがないじゃない。

そう思われるかと思います。

 

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でも、面白いことに、ウイルスの形って、周期的に似たようなものに変わるんですね。

なぜなら、感染しやすい遺伝子配列や、増幅しやすい遺伝子配列なんて、パターンがある程度決まっているから。

ウイルスも無限にカードを持っているわけではないのです。

ある程度のパターンの中から適当に組み合わせて増えるのです。

 

だから、昔流行ったのとよく似た形のインフルエンザウイルスが流行ります。

数年おきに、我々の体がそのウイルスの形に対して免疫を失いかけた頃に流行る、と言いかえてもいいです。

ワクチンがズバリ的中すれば、非常に効果的です。

 

まれに、専門家が予測するウイルスと全く違うウイルスが出現することがあります。

2009年に流行した新型インフルエンザウイルスH1N1などがそうですね。

あのときは世界中が戦々恐々としていました。

人類の誰一人としてそのウイルスに対して免疫を持っていないと思われ、そういうウイルスが流行すると、大勢が命を失うかもしれないと考えられたからです。

 

実際は、あの新型ウイルスは病原性が強くなかったので、毎年流行るインフルエンザと同程度の死亡率で済みました。

 

そういうときには、残念ですが、あらかじめ用意したワクチンは効きません。

大急ぎで作製しますが、作るのに数か月はかかるので、それまではタミフルなどでしのぐことになります。

 

 

インフルエンザワクチンは大勢受ければ受けるほど効果的

 

日本で使われているインフルエンザワクチンは、ウイルスをホルマリンなどで破壊して、それを精製して綺麗にしたものです。

ですから、感染力は残っていません。

基本的には、妊婦さんが受けても大丈夫です。

 

でも、

「ともかく何が何でもいや、理屈なんかどうでもいい、受けたくない!」

と思っている妊婦さんに無理強いはできません。

 

そういう場合、妊婦さんのいる家の家族や職場の人が感染しないようにしてあげるのがベストです。

妊婦さん以外の全員が受けると、家庭や職場で感染する可能性は低くなります。

理想を言えば、自分以外のすべての人がワクチン接種を受ければ、自分は受けなくても安全である可能性が高いです。

かかりにくいので。

 

まあ、万が一、その状況でかかってしまったら、周りの人は平気でも、自分だけが重症化する可能性は高くなるんですけどね。

 

ともかく、あなたの身内や職場に妊婦さんがいたら、遅くとも11月末までにワクチン接種、受けてあげてくださいね。

 

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