エボラ出血熱 日本に来ることは覚悟して 感染予防のための注意点

エボラ出血熱のアフリカ以外への感染拡大が複数の国で確認されています。

最初はスペイン、次にアメリカ。

いずれも慎重に対処していたはずの医療従事者の間への感染拡大です。

日本にも遠からずやってくると思われるエボラ出血熱、日本に住む私たちはどう考えていたらいいのでしょう?

 

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エボラ出血熱の感染問題は1970年代から知られていた。

 

2014年の初めごろから問題になり始めていた、今回のエボラ・ザイールウイルスの感染拡大。

 

これまでもなんどかエボラ出血熱の感染はありました。

しかし、いずれも死者が二ケタ程度で収まる小規模な感染拡大で、いつの間にか収まることから、感染力は強くない、大きな拡大はない病気だと噂されていました。

 

エボラ出血熱やマールブルグ熱といったフィロウイルス感染症は、アフリカの風土病、または野生のサルにたまに流行する人畜共通感染症として1970年代から知られていました。

20年ほど前に出版されてそこそこの部数を重ねた「ホット・ゾーン」という本に詳しいのですが、

 


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最初にこれらのウイルス感染症の存在が知られたころ、その致死性の強さや、どのようにして感染するかなどは全く分かりませんでした。

その頃、すでに感染者が飛行機で移動して具合が悪くなり、到着して病院に収容されるというケースも報告されています。

誰もまだその病気の存在を知らない状態で、発病者があちこち移動していたのです。

(この本の中にたいへん恐ろしい描写で書かれています。)

 

でも、そんな状態だったにもかかわらず、エボラ出血熱の感染はそれほど広がりませんでした。

患者の体液に触れる機会の多かった医療従事者の感染までにとどまっています。

 

実際、アフリカ各地でも昨年まで、毎年のようにエボラ感染患者出現のニュースがあったものの、いずれも小規模で収まっていました。

何度も書きますが、エボラ出血熱は患者の体液や排せつ物に直接触れない限り、感染しにくいと考えられています。

 

ただし、(2014年の春ごろからすでに危惧されていたことですが、)

今回のエボラ出血熱の感染拡大は過去の事例と少し異なるのではないかという推測もあります。

 

何が異なるのでしょうか?

 

 

スペインやアメリカという先進国での医療関係者の感染事故

 

スペインとアメリカで、看護師らの医療従事者がエボラ出血熱発病患者から感染し、発症しています。

 

これまで、アフリカでもたくさんの医療従事者が感染していました。

でも、彼らは不十分な設備で患者のケアをすることを余儀なくされ、それが感染を助長する主な原因だとされてきました。

 

アメリカで、リベリアから帰ってきた男性が発症した今回のケースでも、アメリカの室病管理センター(CDC)は、

「完全に封じ込めることができると考えている。」

と、最初は自信を持っていました。

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ところが、今回の看護師への感染発覚です。

あわてたCDCからの発表は、感染した看護師の防護服の脱衣時の手順に過ちがあったヒューマンエラーであると考えられる、としています。

 

そうだとすれば、それを徹底すれば、感染率は低くなるでしょう。

今回の看護師の方を好ましくない見本と考えて、徹底的に安全管理することが重要です。

 

言われている通りに、体液や排せつ物に接触しない限り感染しないのであれば、その徹底で被害は最小限に抑え込めるでしょう。

前のウイルスと同じ遺伝子配列であれば。。。

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これまでのエボラに比べて感染力が強いのではないか?

 

しかし、ひょっとして、

エボラ出血熱のウイルスの中には、感染能力が高まっているような変異ウイルスが出現し始めているのではないのか?

 

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この不安が、私の心の中では頭をもたげたまま、消えてくれません。

同じく上に上げた「ホット・ゾーン」の中に書かれている内容にこういうのがあります。

 

ある地域から輸入したサルにエボラウイルスに類似したフィロウイルスが感染していることが明らかになった。

その研究機関では、感染したサルと、別の地域から輸入した感染してないサルを、廊下を隔てた別の檻で飼育していた。

しばらくたって、感染していないサルをもう一度調べると、廊下を隔てて接触していないはずのそのサルたちにウイルス感染は広がっていた。

 

このことから、研究者たちはパニックを起こします。

接触しなくても、サルの唾液などからの飛まつ感染があるのではないかと。

 

しかし幸いなことに、そのサルたちに蔓延したフィロウイルスは致死性は低く、人間に感染することはありませんでした。

このため、この問題はそれ以上追及されなかったようです。

(今でもそのままなのかどうかは知りませんけど。)

 

ウイルスというのは、一度感染すると一つの細胞の中で数千、数万という感染可能な粒子を増幅させます。

このとき、頻繁に遺伝子変異が起こります。

新しい形のウイルスには去年のワクチンは効きません。

インフルエンザウイルスワクチンを毎年新しくするのはそういう理由からです。

 

怖いのは、変異を起こしたウイルスが、ワクチンが訊かなくなるだけで済まない可能性があることです。

新しい能力を獲得することがあります。

(有名なのはタミフル耐性を獲得したインフルエンザウイルスですね。)

 

もしかしたら、気道上皮から飛まつ感染できる能力を持ったエボラウイルスが出現しているのではないか?

 

杞憂であってほしいのですが、そういう危惧を抱いてしまいました。

 

 

日本に入ってきたら我々はどうしたらいいのか?

 

さて、アメリカでの感染が日本を含めて交流のある各国、世界に拡大するかしないか?

それはまだわかりません。

エボラウイルスは、潜伏期間中に感染する能力はなさそうだと考えられているので、感染拡大はないとCDCは考えています。

 

ですが、思い通りに行かないのが病気というもの。

もしも、近い将来、アメリカから日本に入ってきたらどうすればいいのでしょうか?

 

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簡単な心得を書いておきます。

 

1.パニックにならない

無意味に清潔を心がけて消毒薬やアルコール綿を持ち歩く人がいますが、頻繁に自分の手を消毒することは、皮脂を取り、皮膚バリアを破壊してしまうのでかえって危険です。

水道水の手洗いを心がけるだけで十分です。

 

2.不特定の人と接触しない。

健康そうな人ならともかく、見るからに具合の悪そうな知らない人のそばには近寄らないようにしましょう。

電車やバスでも、熱っぽくてつらそうな人を見かけたら、隣に座らない方が無難です。

頑張って立ちましょう。

 

行きずりの恋の冒険もやめておくことをお勧めします。

 

3.規則正しく寝て規則正しく食事する

自分の免疫力を高めておく、これが一番大事です。

 

かかってしまえば致死率70%のエボラ出血熱、運を天に任せるしかありません。

でも、免疫力が強ければ水際で感染を防げる確率が上がりますし、生還する可能性も上がります。

 

非常に基本的なこの三つですが、このぐらいしかありません。

 

富山化学の新薬、ファビラビルが有効かもしれないのですが(動物実験では有効)、過剰な期待はしないでください。

 

感染しないことが一番大事です。

今から健康づくりに取り組んでおきますか?

 

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