喪中の初詣 川崎大師 日本の初詣の開祖の寺で故人を偲び、お参りを

身内の方がなくなると、そこから一定期間、喪に服します。

この期間にはお祝いごとを控えますが、初詣でも、お祝いごとにはみなされないものがあります。

年の初めにお参りがしたければ、どうすればいいのかについて。

 

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神社への初詣と寺院への初詣の違い

 

我々は初詣として神社にお参りに行く場合が多いのですが、それだけでなく、寺院にも初詣に出かけますよね。

ただ、神社はありとあらゆるところに出かけますが、お寺は一部だけですね。

関東で言えば川崎大師などの、大師様と呼ばれる高僧をお祭りしてある真言宗のお寺が人気が高いです。

 

神道の神社と仏教の寺院。

それぞれ異なる宗教を祭ってある建物に赴くに際し、同じような考え方でいいのでしょうか?

 

神社は、日本古来の八百万の神様方をはじめとした様々な神様をお祭りしてあるところです。

神道だけでなく、陰陽道の神様もまつられますし、有名な武将とか政治家とかがまつられることもあります。

基本的には「有名な神様」や「有名人」がまつられるのです。

 

神社というのはもともとは自然の中の岩であったり木であったり。

神聖な場所とされ、穢してはならない場所と考えられています。

神様がおわす神聖な場所というわけです。

ですから、「死は穢れである」とする神道的な考え方では、喪中や忌中の神社への参拝は避けるべき場所なのですね。

 

これに対して、寺院でまつられているのは仏様であり、それは亡くなった方々です。

仏教に置いて、死は極楽浄土で過ごす新しい旅立ちのきっかけであり、この世からその世界に映られた人々を敬い、思いをはせる場所です。

 

つまり寺院はむしろ、死者と別れたばかりの悲しみにある人々こそお参りに行くべき場所です。

喪中にあっても寺院への初詣は、慣習的に見ても何の問題もないのです。

 

首都圏の方々であれば、川崎大師がお勧めです。

 

大師09広い

初詣の人では300万人、ものすごい混雑で、小さな子供連れではしんどいかもしれません。

ですが、にぎやかなことが好きだった故人、家族の笑顔が大好きだった故人をしのびながらの初詣ということであれば、これ以上に適した場所はないでしょう。

 

仲見世も楽しいですし、お大師の中も広くて、国宝などの古い建物好きなら何度行っても見飽きないと思います。

同じ意味で、川崎大師での七五三のご祈祷ならば喪中にあっても気にせず受けることができるものだと思います。

 

 

 

初詣という習慣はもともとは江戸時代の「年籠り」(としごもり)

 

かつて、現代に見るような初詣という習慣、江戸時代にはありませんでした。

でも、初詣の原型とされる儀式はありました。

 

我々は住所に応じて氏神様が決まっています。

その氏神様の矢代に、家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて籠る習慣として、「年籠り」(としごもり)と言うものはありました。

それを、大みそかの除夜詣でと元旦の元日詣での二つに分けるようになったとのことです。

 

やがて、江戸時代末期には、元日には家長に限らず、氏神様を詣でたり、方角の良い場所の寺社を詣でる「恵方参り」の習慣が始まりました。

この恵方参りが初詣の第二段階とされます。

 

この時期の初詣について、我々きちんと理解しておく必要があるのが、当時の神社仏閣のあり方です。

実は江戸時代中期から末期、神社仏閣は混合して建立されているのが普通でした。

神道の神様も、仏教の仏様も、陰陽道の神様も、みんないっしょくたに祭られていたのです。

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他の国ではあまり見られない宗教のあり方のようですが、何でも受け入れて、ありがたい神様方はみんなまとめてありがたくお祈りさせてもらう、日本らしいあり方ですね。

 

その意味では、神社の境内に入るのに喪中の穢れも減ったくれもない状態でした。(笑)

 

 

 

明治の終わり 川崎大師への恵方参りが現代の初詣の先駆け

 

実は川崎大師への初詣というのが、現代日本の初詣の始まりなのです。

それは鉄道の発達と関連します。

 

前に書いたように、江戸時代末期から、初詣の原型となるような氏神様への参詣や、恵方の神社への参詣は始まっていました。

しかし、あくまでも女子供でも徒歩で行ける範囲までへの参詣です。

すごく有名な神社があったとしても、20km以上も離れた神社まで参詣に向かうことはありません。

 

しかし、明治時代になると、鉄道が発達します。

明治初期の東海道線の開通は、神奈川方向へのアクセスを容易にします。

これにより、鉄道と徒歩を組み合わせることによって、東京市民(現在の東京都民)の川崎大師参詣が容易になります。

川崎大師への行楽も兼ねた恵方参りは大ブームになったのです。

 

大師12五重塔

Wikipediaからの一節を引用します。

「平山によれば「初詣」という言葉は、それまでの恵方詣りとも縁日(21日の初大師)とも関係のない川崎大師への正月参詣を指すのに登場したといい、1885年(明治18年)の『万朝報』記事を管見の初出と紹介している。」

出典

Wikipedia 初詣
平山昇「明治期東京における「初詣」の形成過程」『日本歴史』2005年12月号、60~73頁

 

ということで、川崎大師さんへの初詣、いろんな意味で素晴らしい初詣なのです。

 

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これまで神社に入ったことがあるけど、大師さんに行ったことはないというあなた。

忌中は明けたけど喪中、でも新年の参詣はしたいというあなた。

本来の意味の伝統的な初詣をきちんとやってみたいというあなた。

 

川崎大師への初詣は、そのすべてをかなえる参詣だったのです。

 

 

 

喪中の初詣のまとめ

 

喪中の初詣、川崎大師などの寺院への参詣はむしろ積極的に行くべきでしょう。

行く寺院が近隣に思い当たらないなら、故人のお墓参りに、お墓を見てくださっているお寺に伺う。

それで置き換えてもいいかもしれません。

 

大師16広いよね

故人の死を悲しむのも大事ですが、残された者たちが元気に人生を踏み出すこと、もっと大事です。

個人もそれをむしろ望んでいるのではないでしょうか?

そのためにも、元旦から手を合わせて、新しい一年に臨んでください。

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喪中の初詣 川崎大師 日本の初詣の開祖の寺で故人を偲び、お参りを」への1件のフィードバック

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