冬バテ 症状と対策 秋から冬にけだるく、春まで辛い 季節性情動障害

秋バテ、冬バテという言葉を聞いたことがありますか?

それとも、今まさに実感していますか?

10月11月から気分がふさぎ込み、身体もだるくなり、3月ごろまで憂鬱。

 

・・・それ、実は季節性情動障害(SAD)という病気かもしれません。

 

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冬バテ 症状 ともかくしんどい。食欲の秋とかスポーツの秋とか信じられない。

 

夏バテという言葉はよく知られていますが、秋バテ、冬バテという言葉はご存じでしょうか?

10月、11月ごろからけだるくなるのが秋バテといわれます。

そのまま、冬の間ずっと調子が上がらない、沈み込んだ体調と陰鬱な気分のまま行くと、冬バテなんて言葉にもなります。

 

あなたはどうでしょうか?

 

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夏から秋にかけての季節の変わり目に体調を崩す方の多くは、単に朝晩の冷えで軽く風邪をひいてしまっただけ、というケースが多いのは確かです。

でも、単なる風邪で元気が出ないのだろうと思ってたら体調不良が思いのほか長く続く。

そして11月、12月と季節がどんどん冬に向かうにつれて調子が悪くなる。

そんな人も確実にいらっしゃいます。

 

実はこの秋バテ、そしてそのままなだれ込む冬バテ。

精神的な疾患の病態を表す言葉で表現されることがあります。

季節性情動障害(SAD; Seasonal Affective Disorder)

と呼ばれる疾患病態です。

 

この状態になると、日、一日と冬に近づくにつれて気分が憂鬱になります。

11月中旬の東京女子マラソンのころからぐんぐん悪化しますね。

世間が湧き上がるクリスマスやお正月なんか、もう誰とも会いたくなかったりする。

 

・・・これ、なんなんでしょうか?

 

 

 

冬バテ 対策 人間の気持ちの浮き沈みはお日様の光に当たる時間で左右される

 

実は我々人間の感情、意外にシンプルに環境要因に振り回されるのです。

ハイキング、好きですか?

初夏や9月初めくらいにかけて、お天気のいい休日に、なだらかで見晴らしの良い山道のハイキング、嫌いな人はあまりいないと思います。

 

海辺でもいいですね。

朝から日の光を浴びてキラキラ光る海を見ながら、寄せては返す波で濡れた波打ち際を歩く。

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白いヨットが走る渚を見ていたらすごく気持ちいい。

日が陰る午後になると夕立に合うこともありますが、その後、山や海の風景の中に美しい虹がかかると、最高に得した気分になりますよね。

 

でも、朝からずっと降り続く激しい雨の日だとどうでしょう。

決して明るい楽しい気分にはならないですよね。

(台風が来るとはしゃぎたくなるという人は別として)

 

天気が良くて日の光が降り注ぐ外にいると元気になる。

雨が降るくらい日にずっと家の中でじっとしてると憂鬱になる。

 

これ、実は、脳の働きの変化によるものです。

我々の脳の神経活動はお日様から受ける日光の量で左右されるのです。

それなら、このお日様の光をうまく使うことが冬バテの対策になるというわけです。

 

 

 

季節性情動障害 セロトニンやドーパミンが脳のシナプスで働かないから冬バテに

 

我々の脳神経は、神経細胞と神経細胞の間の神経接合部(シナプス)というところで連絡を取り合っています。

この連絡がスムースに行くように我々の脳神経にはいくつもの仕組みが用意されています。

そのひとつがここで神経伝達に関わる神経伝達物質と呼ばれるホルモンの作用です。

 

例えばドーパミン

これが伝える信号は、神経活動を興奮させる信号、と考えてもらってよいです。

興奮しているときや緊張しているときにはこれがドバドバ出て、神経活動を活発にします。

学習意欲、快感、運動調節や意欲の調節にプラスに働きますが、働きっぱなしだとあまりよろしくありません。

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逆にセロトニン

これはどちらかといえば、交感神経系の興奮を安定して維持する作用を持っています。

そしてこれが出ていないと、起きていることが辛くなりますし、立っていることもつらくなります。

人間の日常活動を支えるために分泌され、受容体から指令が入り続ける必要がある物質であると考えてよいです。

 

これらの分泌バランスが大事です。

たとえば、ドーパミンがドバドバ出て、セロトニンが適切に出ないと、興奮するけど体は動かないという状態になってしまいます。

(危険ドラッグなどはこの状態を引き起こすとも考えられています。)

この状態になると、一瞬の興奮と快感の後に、燃え尽きた気持ちがやってきたり、むちゃくちゃです。

 

この、セロトニンの分泌、そのシグナルを受ける受容体の活動、セロトニンの再回収によるバランス制御。

それが、浴びる日光の量で変わってしまうことがわかっています。

起きている状態を維持するためにコンスタントに分泌されるのがセロトニンであることを考えると、お日様の光を浴びることでその分泌が促されるのはリーズナブルですね。

 

 

 

季節性情動障害 症状 眠気 やる気が出ない まさしく冬バテ

 

うつ病の場合、気分が沈み込んで何もできなくなり、食事をすることさえ億劫になったりします。

これが冬の間だけ発生する人がいて、冬型うつ病などと呼ばれます。

 

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冬になり、次第に日照時間が短くなることでお日様の光による刺激を受けられなくなり、セロトニンの分泌が少なくなってしまうことが原因のひとつだと考えられています。

季節性情動障害と呼ばれる病態は、その冬型うつ病の病態の現れ方の一つであると考えられています。

 

こういう風に冬場に気分が落ち込んで憂鬱になって、やる気がなくなる人たち。

もともと何らかの原因でセロトニンの分泌が悪いことが多いのです。

 

こういう方々でも、夏の間は十分な光を浴びるおかげで、毎日セロトニンの分泌が増えるので、その少ない分泌をカバーしてくれます。

でも、もともと悪いのをお日様の力でカバーしていたので、日照時間が減ってくる冬場になると、お日様のヘルプが効かなくなってくるのですね。

それで、秋から冬にかけて心も体もぐったりしてしまうのです。

春になるまで、治りません。

 

 

 

季節性情動障害 治療 秋から冬、早春までは日光浴を心がけることで改善します。

 

この冬型うつ病の一種である季節性情動障害。

治療方法はシンプルです。

毎日、一定時間、明るい光を浴びることでかなり回復します。

 

つまり、強制的に、夏の光を浴びているような状態を作り出してやればいいのです。

これにより、セロトニンが冬場でも十分分泌されます。

 

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本当は毎朝一定時間、日光浴をするのがいいのですが、それが難しい場合、明るい人工的な明るい光を一定時間浴びるのでも大丈夫です。

 

もしも秋から冬にかけて、自分は気分が落ち込むな、いろんなことのやる気が出なくなるなと思うのであれば、毎朝、ちょっとだけ早く起きて、日光浴を楽しんでみてください。

冬でも元気の維持できる新しい自分に出会えるかもしれませんよ。

 

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あ、サングラスはしないでくださいね。

お肌には日焼け止めを塗ってもかまいませんけど。

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