台風 進路 速度と強さの関係

勢力の強い台風は日本に近づいてくるだけでたくさんの雨を降らせます。

九州や四国に近づくだけでなぜか関東や東北が大雨になったりしますよね、雨雲を遠隔操作されてるみたいで。

どうしてそうなるのか、どう準備したらいいのか、書いてみました。

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<台風のエネルギーは海から湧き上がる>

台風は南の海で発生し、次第に勢力を強めながら北上してきます。

日本近海で発生することはめったにありません。

 

これは、台風にエネルギーを与えているのが海水の持っている熱エネルギーだからです。

もっと具体的に言うと、海水が蒸発するときに水蒸気が持ち出す「気化エネルギー」です。

海水の温度が高ければ高いほど水蒸気は容易に発生しますから、気化エネルギーもたくさん、台風に持ち込まれますし、台風の移動中も海水が温かければ温かいほど、台風の勢力は強まります。

 

日本の周りには黒潮や対馬海流などの暖流があり、これが温かい南の海から暖かい海水を運んできますから、これの上に沿って上がって来る台風はエネルギーを吸い上げ続けます。

つまり、台風の中心部が暖流の流れる海の上にある限り、台風は勢力を強めるか、衰えさせることなく維持し続けます。

上陸しないで日本の沿岸を舐めるように走る台風が甚大な被害をもたらすのはそのせいです。

 

 

<エネルギー充填中は速度も上がらない>

勢力の強い台風は速度が遅いものですよね、2014年の7月上旬に発生した台風8号など、瞬間最大風速は75mに達するのではないかとさえ言われました。

実際には60m程度でしたが、それでも沖縄地方に停滞して甚大な被害をもたらしました。

 

どうして勢力が強いと速度が遅いのか?

それとも、速度が遅いから勢力が強いのか?

これは後者と考えていいようですね、つまり、「速度が遅い場合、勢力が強くなる」という関係と考えていいようです。

 

では、なぜ速度が遅いものと早いものがあるのか?

こちらの理由を決めているものも海水の温度です。

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台風のエネルギーは海水が蒸発することで海からもたらされます。

蒸発した水蒸気の持つエネルギーは上空へと舞い上がり、渦を巻きます。

この時、たくさんのエネルギーが継続的に海面から上がり続けると、台風はその場所でどんどん大きくなり続けます。

その場所から簡単にあがって来るエネルギーがある限り、その場で強くなるのです。

でも、その場所から吸い上げることのできるエネルギーが少なくなると、さらに容易にエネルギーを吸い上げることのできる海面へと移るのです。

 

つまり、海水のエネルギーが強ければ強いほど、台風はその場でエネルギーを吸い上げ続ける、結果として、海の上をゆっくり進むようになる、というわけです。

海水の温度が平年よりも高い年には、台風の速度も遅くなるし、勢力も強くのです。

 

 

<勢力の強い台風の遠隔地攻撃はおおまかには予測できる>

台風の勢力が強いものになるのかどうかは、発生初期からその傾向を掴み取ることができます。

台風の予測される進路の海水の温度から計算することができるわけです。

 

そして、日本にはまだ上陸していない勢力の強い台風はしばしば、何百キロも離れた場所に大雨を降らせます。

これは台風のエネルギーが直接及んだわけではありません。

台風によってその進行方向の空気の圧力が変化するために、ドミノ倒しのように気圧の変化が連鎖して、たまたまそこにいた低気圧の勢力が強まったりするのです。

特に梅雨前線の残っている時期や、入道雲の発生しやすい夏場には、台風が遠隔地攻撃を起こすケースが多くなるのです。

 

最近の観測技術の向上と予測技術の向上のおかげで、どの辺にどの程度の雨が降るかはかなり正確に予測できるようになってきました。

たとえば九州に上陸しそうな台風があるときに、新潟から福島にかけて大雨が降る、などの予測はできます。

だから、沖縄や九州南部の台風、自分のところに関係ないと思わずに、天気予報を注意しておくことは重要です。

 

 

<防災セットは台風も同じ>

このサイトで赤ちゃんのいるときの防災セットについて説明しました。

赤ちゃんのいる家庭の防災セット

あの記事では地震を想定して書きましたが、台風の場合も同じです、ときに避難を強いられます。

避難所生活の不便さを考えて、日ごろから備えておきたいですね。

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