インフルエンザ 潜伏期間 いつごろから感染する?検査・診断できる?

インフルエンザウイルスに感染すると、平均して2~3日後に発症します。

早い人だと16時間後に、遅い人でも5日後ぐらいに発症します。

発症までの潜伏期間中、他の人に感染させることはあるのでしょうか?そしてそれは検査できるのでしょうか?

 

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インフルエンザは潜伏期間にも感染力のある病気です。

 

インフルエンザウイルスは飛沫感染と言って、感染している人の咳やくしゃみなどに含まれる小さな水滴を吸い込むことで感染します。

ウイルスは肺や気道の上皮細胞(粘膜細胞)にくっつくと瞬く間に増殖し、24時間後には100万個になるといわれます。

この増殖力のせいで、インフルエンザの潜伏期間は非常に短いのです。通常は2~3日で発症します。

 

発症する、というのは、気道上皮がある程度やられることで、咳やくしゃみなどの症状が出てきた状態、あるいは急な発熱などを指します。

ですが、発症するまでの間にも、たくさんの上皮細胞が次から次に感染して、ウイルス粒子を増幅して、それらを放出しながら死んでいきます。

 

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つまり、潜伏期でも、感染した人の呼吸器から出てくる呼気(吐く息)の中にはすでにある程度の数のウイルスが含まれています。

それを吸い込むと感染します。

 

ですから、

「子供がインフルエンザで大変だったんです。私は元気ですから両親に預けて仕事に出てきました。」

という働く親はすでに感染力を持ったインフルエンザウイルスをまき散らすキャリアだったりする可能性もあります。

 

 

 

インフルエンザ潜伏期間に検査で感染はわかるの?

 

インフルエンザに感染した本人がそれに気づかない状態である潜伏期に、すでにウイルスをまき散らしているというのは困った病気です。

では、潜伏期間中に自分がインフルエンザウイルスに感染しているかどうかを調べたらわかるのでしょうか?

 

これは難しいです、ほぼわかりません。

 

インフルエンザウイルスの検査は、綿棒を鼻の奥の鼻腔に突っ込んでぐりぐりする、あの痛い検査です。

あのぐらいぐりぐりして粘膜上皮細胞をこすり取らないと感染しているかどうかわからないのです。

 


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検査されるのはすでに風邪症状が出ている人ですが、それでも100%の判定はできません。

かなりたくさんのウイルス量がないと、検査試薬が反応しないのです。

ましてや、潜伏期間中の粘膜では、判定するに足るだけのウイルス量が取れない可能性があります。

 

では、潜伏期間中にウイルスをまき散らすのは防ぎようがないのか?

これは各自の努力に依存します。

 

身近な人がインフルエンザだった場合、感染する可能性が高いわけです。

そういう方々が、ウイルスを通さないN95マスクなどをつけて行動してくれると、感染を広げる可能性はだいぶん減ります。

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インフルエンザだと診断されなくても、あらかじめ対処しておくというわけです。

感染してなかったら感染予防にもなりますしね。

 

 

 

インフルエンザ 感染力はいつまで残っているのか?

 

潜伏期間から感染力を持つインフルエンザウイルス。

実は、症状が治まってからも感染力をしばらく持ち続けます。

感染した人は、症状が出てから1~2日(感染後3~5日)が最もウイルス放出量が多くて、他の人に感染させる能力も高いです。

でも、その後2~3日程度、つまり症状が出てから一週間程度はウイルスを飛沫の中に排出し続けていると考えられています。

 

「皆様、お騒がせしました。昨日の午前中に熱は下がり、咳もほとんどでなくなりました。今日からバリバリ仕事に復帰いたします!」

という人は、熱が下がり、咳が出なくなったとしても、発症から一週間程度までは要注意のウイルスキャリアです。

インフルエンザウイルスを放出し続けています。

 

くしゃみ

 

熱が下がってから48時間程度は休んでいただくのがベストです。

あるいは、N95マスクをつけて出勤するかですね。

 

エボラウイルスは潜伏期間は感染しないって言ってたよ?」

 

西アフリカで爆発しているエボラウイルスの場合には、潜伏期間中は感染しないとされています。

実際、アフリカで医療活動をしてアメリカに帰ってきた医師が潜伏期間中にニューヨークで遊びまわっていたようですが、新たな感染者は一人も見つかっていません。

(彼自身も入院・治療で速やかに回復しました。)

 

どうしてインフルエンザウイルスは潜伏期間中に感染して、エボラは違うのか?

それは、それぞれのウイルスがどんな細胞に感染するかで感染力が大きく変わるからです。

 

インフルエンザウイルスは肺や気道の上皮に感染して、これを破壊しながら増幅してウイルス粒子となって、呼気とともに体外に放出されます。

インフルエンザは呼吸器の粘膜から呼吸器への粘膜へと移りますので、伝染力が高いのです。

 

エボラウイルスは白血球に主に感染して、これを破壊しながら増幅しますが、すべて白血球の存在する体内で起こっていることですから、呼気や排せつ物にはウイルス粒子は出ません。

発症して粘膜が破壊され、重症化すると呼気中にもウイルスが排出される可能性も出てきますが、数は少ないと考えられています。

仮に呼気中の飛沫にウイルスが乗っていて、我々がそれを吸い込んだとしても、我々の白血球がそのウイルスに遭遇しなければ感染しようがないのです。

 

 

 

まとめ

 

インフルエンザは潜伏期間も、症状が消えた後しばらくも、感染力を持ちます。

家族や友人に伝染させたくなければ、感染したかもと思ってからしばらくはできるだけマスクなどをして様子を見ましょう。

発症してから一週間以上たつまでは要注意です。

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