鏡餅のカビの取り方 でも、カビ毒の怖さについて知った上で食べてね。

鏡餅のカビ、カピカピの硬い餅の表面を削り取るのはたいへんだし、怪我の元です。

どうすれば安全に綺麗にカビが取れるのかについて書きます。

でもね、鏡餅に生えたカビの持つカビ毒の危険性についても説明します、アレルギーのあるお子さんとか、気を付けてくださいね。

 

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鏡餅のカビの上手な取り方 電子レンジとサランラップを使います

 

鏡餅にはカビが生えるのが当たり前です。

だって、外でついて手でこねた餅、作る段階からカビの胞子が練りこまれてます。

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二つ重ねたおもちとお餅の隙間はもちろんのこと、下の大きなおもちの底にもびっしり生えるものです。

 

このカビ、表面だけについているかといえば、案外深くまで入っているものです。

削り落としたことがある人なら知ってると思うけど、5mm程度削っても、まだまだカビの色が残ってたりしますよね。

 

これを完全に削り取るのはけっこう難しい。

それに、硬いから手が滑って包丁で怪我してしまうこともあるし、包丁の刃がかけることもあります。

 

では、安全に取るためにはどうしたらいいか?

電子レンジを使います。

 

鏡餅をサランラップなどの食品用ラップでくるみます。

あまりにもカラカラの場合、おもちをかるく水で湿らせる(水道の水で表面を流す)などするとよいです。

カビているところには確実にラップをかけます。

 

電子レンジ、500~600Wで30秒ほど過熱します。

これで柔らかさを見てください、手でぐっと曲げれば曲がる程度ならOKです。(やけどに注意、軍手してね)

 

足りなければ、裏返して20~30秒またチンしてください。

何度か繰り返してみる、これはもちの大きさや乾燥具合によって異なりますから、試してみるしかありません。

コツは加熱しすぎないことです。

 

手でなんとか曲がる状態になればラップをとって、ほうちょうでカビのところを削り落としてください、簡単に落とせます。

カビの深さがわからないので、最初に6~7㎝四方に細かく切ってから断面を確認しながら削れば結構うまく削り落とせます。

 

 

 

 

鏡餅のカビは毒ではない、食べられるって本当?アレルギーのある子でも大丈夫?

 

私の子どものころ、昭和の時代ですね、鏡餅に生えたカビについてはこういわれていました。

 

「おもちに生えるカビは毒ではないから食べても大丈夫」

「でも、見た目が気持ち悪いから水餅にして、たわしや包丁で表面を削り落として食べなさい。」

「アオカビはペニシリンの原料なんだから薬にこそなれ、毒じゃないよ。」

 

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おばあちゃんの知恵ってやつですね。

水餅というのは、ボウルなどに溜めた水にかびたお餅を入れて、数時間以上置いたものです。

 

前の晩に入れておいて、翌朝こすってましたね。

ふやけて表面は削り落とせます。

赤や緑や黄色や黒のカビの色はまだらに残っていて不気味でしたが・・・

 

では、鏡餅に生えたカビは本当に毒を持ってないのでしょうか?

断言します、

 

わかりません。

毒を持ってるか持ってないかはわからない

 

ということです。

 

だって、おもちに生えるカビは何でもありだからです。

確かに、食品によって生えやすいカビはあります。

ダンボール箱のみかんなんか、高い確率でアオカビが生えますよね。

 

でも、おもちにはいろんな色の、そして盛り上がり方や胞子の飛びやすさもいろんなものがあるの、見たことありますよね。

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何種類ものカビが混在するのが普通です。

 

ほとんどのカビにはカビ毒があります。

それは、自分が生き延びるために他のカビや細菌をやっつけるような毒です。

しばしば、我々人間の体にも有害です。

 

食物のカビ毒の人間への毒性が詳しく研究されるようになったのは1960年代から1970年代のことで、一般の人がカビ毒の存在を強く認識するようになったのは1970~80年代です。

(アフラトキシンという言葉を聞いたことがありませんか?)

つまり、それ以前に教育を受けた人たちはカビ毒に対する知識が不足している可能性があります。

 

一部のカビ毒というのはけっこう怖いものです。

とくに、一部のカビ(赤カビ)などの毒素は非常に危険で、小麦やトウモロコシが汚染された場合に、それを食べた家畜が大量死した事例があります。

 

あなたの家のおもちにそういう危険なカビがついているのかどうか、専門家でも見ただけでは判断し辛いといわれます。

(単独で培養すればわかるのですが、混ざるとわけわからないからです。)

 

カビ毒はあるものと考えてください、そのためにも、鏡餅のカビはできるだけ深めに削り取ってしまうのが良いのです。

 

 

 

 

おもちのカビの毒は、油で揚げてしまえば毒がなくなるから大丈夫よ。

 

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まことしやかに言われていることに、カビの毒は加熱すれば大丈夫という情報があります。

これはとんでもない間違いです。

 

カビの毒は、家庭で調理する温度の熱処理ではほとんどなくなりません。

100度から210度の温度で60分程度加熱しても壊れないのです。

 

煮ても炒めても揚げても、毒の90%は残っています。

(減る10%もお湯や油の中に溶けだすだけの話です。)

 

確かに、揚げてしまえば香ばしくなり、カビ臭さは消えます。

ですが、それは胞子の匂い成分が消えただけ、あるいは油粒子につかまって鼻粘膜まで届かなくなっただけの話です。

毒が消えたわけではなくて、その揚げたおもちの中にしっかり残っています。

 

加熱することで、カビの菌糸そのものは死滅しますが、毒はほぼすべて耐熱性だと思っていただいてけっこうです。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

東京都福祉保健局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報係
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/kabi/kabidoqa.html

 

カビ毒の怖いところは、アレルギー性疾患の引き金を引いてしまう可能性があるところです。

我々の体にはカビ毒のような古くからある物質に対する免疫力が備わっていますが、

ぜんそくや食物アレルギーなどのアレルギー性疾患を持つ人には、それが発症の引き金となることがあります。

 

その点からも、アレルギーを持つお子さんに食べさせるのには慎重になる必要があります。

 

昔、1960年代前半までは花粉症もなかったし、アトピー性皮膚炎もほとんど問題になっていませんでした。

その時代と今は違うということ、そういう点からも、おもちのカビは食べないように気を付けた方がいいと思われます。

(昔の子どもたちは食べても平気だったけど、今は危険かも、ということです。)

 

カビが生えないように防止策をとるのがベストです。

 

 

 

 

鏡餅のカビの取り方と食べる上での注意

 

鏡餅のカビをとる場合は、電子レンジで柔らかくしてから、目に見える範囲のカビと、そこより1cm程度は深くおもちを削り取ってください。

中の綺麗なおもちにはカビの成分はかなり少なくなってると思います。

 

ですが、カビ毒がゼロになるわけではないと思ってください。

そしてこのカビ毒、加熱調理してもほとんど消えません、耐熱性の毒です。

アレルギーのある子供には危険な可能性があるので、カビの生えたおもちは食べさせない方が無難です。

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鏡餅のカビの取り方 でも、カビ毒の怖さについて知った上で食べてね。」への1件のフィードバック

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