インフルエンザ 薬 子供 飲ませない方がいい?副作用は大丈夫?

インフルエンザウイルスに感染すると、高熱が出て関節痛や筋肉痛も激しいし、消耗します。

乳幼児や高齢者の体力のない人、そして妊婦さんではときとして命に関わる病気です。

幸い、今は抗インフルエンザ薬がいろいろ出てますから、適切に飲めば効果的です。

 

でも、副作用がやっぱり気になりますよね、特に子供の場合。。。

 

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インフルエンザ 薬 タミフル 副作用 子供の発作的行動は起こるの?

 

2006年ごろから数年間、抗インフルエンザ薬のタミフルを飲んだ子どもの副作用が問題視されていました。

タミフルを飲んで、高熱が下がるのはいいけれども、熱が下がったと思ったら突然、夢遊病のように本人は意識のないままに走りだしたりして、マンションから墜落したり、道路に飛び出したりという事故がありました。

遺族からタミフルの副作用であるとして訴えがあったことは、多くの方々の記憶に残っているかと思います。

 

しかし、インフルエンザのような高熱が出るウイルス感染症に罹患した子供では、薬を飲ませなくてもそのような症状がある程度の頻度で発生することが知られていました。

また、ウイルスに感染しなくても、そのような寝ぼけ方をする子供がいることも知られています。

「夢遊病」ではなくて「夜驚症」と呼ばれるものです。

 

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夢遊病では比較的落ち着いた行動を取り、急に走りだしたりすることはありません、記憶のないままに徘徊したりしています。

でも、夜驚症の場合、突発的に走りだしたり、絶叫して何かから逃げているかのような行動をとるのです。

これらの原因は正確にはわかっていませんが、脳の発達過程にある子供ではときとしてみられる症状で、成長とともに消えることが多いものです。

一過性の睡眠障害の一つとして考えられています。

 

インフルエンザにかかって、高熱が出た子供ではこれらの睡眠障害によく似た症状がときとしてみられることは昔からよく知られていました。

ですから、薬を飲んでも飲まなくても、子どもがインフルエンザにかかった場合には急に起き上がって走りだしたりする可能性があることを念頭に置いておく必要があります。

 

その後、タミフルを飲んだ子どもと飲まなかった子どもでを比較した研究では、症状の発生数に統計学的に有意な差はありませんでした。

(実数で言えば、飲まなかった子の方でそのような症状が出た例の方が多かったのです。)

 

ただし、これらの統計学的な研究は、最終的には数十万例の症例を集めて、最初から計画的に検討しないと断定的なことは言えません。

子供でそういう実験をするわけにもいきませんので、現実には実現不可能です。

 

ところが、2009年に新型インフルエンザが流行しましたよね。

それを受けて、厚生労働省の判断で、2009年から、子どもにも飲ませてもいいことになりました。

http://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20091218000000.html

 

子どもの異常行動は保護者がしっかり観察していれば発生しても危険から守ることができます。

ですが、新型インフルエンザ感染が子供にどのぐらい危険か、十分にわかっていなかったから、治療の有益性を優先したのです。

 

その後は、タミフルを飲んだせいで子供に異常行動が出たのではないか、という報告をニュースで聴くことはほとんどなくなりました。

ということで、タミフルを子供が飲むことは現在は問題視されていません。

 

でも、タミフルを飲もうが飲むまいが、インフルエンザの乳幼児は突発的な行動をとる可能性があることは忘れないで気を付けてあげてください。

ストーブや電気ポットなど、部屋の中の危険にも十分注意してあげてくださいね。

 

 

 

インフルエンザ 薬 副作用 吐き気や下痢といった消化器症状

 

子どものインフルエンザの場合、大人とは少し症状が違うことがあります。

感染症にかかった子供では、どんな感染症でも嘔吐することが多いのです。

これは体の防御反応の一つです。

 

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「おや、なにやら体の調子が悪いぞ、何かの細菌かウイルスに感染したみたいだ。」

と、体が感じ取ったら、とりあえず消化管の内容物を排出しよう、という反応が大人も子供も少なからずあります。

熱の出はじめにむかむかしたりするのはそれですね。

 

そういうときに薬を飲むと、ふだんのみ慣れていない刺激が消化管に加わり、子どもの場合、簡単に吐いてしまうことがあります。

それが体にとって有益な薬であるという判断ができる大人の場合は多少の気分の不快は我慢しますが、子どもの場合はこらえ性なしです。

 

同じ理由で、薬を飲むとすぐに下痢をする人もいます。

これはタミフルなどのインフルエンザ薬に限ったことではありません。

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ふだん薬を飲み慣れていない乳幼児の場合、けっこうな確率で起こります。

 

むかむか、嘔吐や下痢などのある程度の消化器症状はあっても仕方ない、そう思っていてください。

吐いたり、下痢したりしたらすぐに収まります。

 

一つだけ注意点。

もしも、何度も(3回以上繰り返し)吐いたり、うんこしたいと言ってるのに便が出ない場合、これはインフルエンザ薬の副作用ではなくて、消化管のトラブルが起こっている可能性があります。

そういう場合は病院に連れて行きましょう。

 

そのとき、「薬の副作用だと思います!」とか、決めつけないで、いつからどのような状態であるのかを冷静に客観的に伝えるようにしましょう。

 

 

 

インフルエンザ 薬 アレルギーは大丈夫か?

 

アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、小児ぜんそく。

子どもの間にはいろんなアレルギー症状を経験するお子さんの数、けっこう多いです。

10~25%の子供は何らかのアレルギー症状を経験すると考えられています。

 

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薬に対するアレルギーも、いろんな薬に対して発生します。

始めて飲む薬の場合、その薬に対してアレルギー反応があるのかどうかは予測がつきません。

 

でも、まったく初めて飲む成分に対するアレルギー反応であれば、ほとんどの場合、ごく軽いアレルギー反応しか出ません。

その意味では、初めて抗インフルエンザ薬を飲む場合にはそれほど警戒する必要はありません。

 

例外として、ぜんそくなどの明らかなアレルギー疾患をお持ちのお子さんの場合、最初から強い症状が出る場合もありますし、去年飲んだ時は大丈夫だったのに、今年は出た、ということもありえます。

アレルギーがあるお子さんの場合はお医者さんと相談して、

飲んだら、30分ぐらいは待合室で様子を見るのがいいでしょう。

 

しばらくしてじんましんが出てきた場合はすぐに見てもらって適切な処置を。

30分経っても何も起こらない場合はひとまず安心して帰りましょう。

 

ただし、24時間~36時間で、遅れて過敏反応が出ることもまれにあります。

多くの場合、ぜんそくなどの発作にいきなり入るよりも、皮膚の症状が先行すると思われます。

皮膚症状がないかどうか、こまめに見てあげてください。

 

 

 

インフルエンザ 薬 時間の勝負 症状出てから48時間以内に飲む理由

 

インフルエンザのお薬は、症状が出てからできるだけ早く飲むように、遅くとも48時間以内に飲むようにといわれます。

これはなぜでしょうか?

 

インフルエンザウイルスというのは非常に増殖速度の速いウイルスです。

症状が出る前の潜伏期間にもどんどん増えていますが、症状が出始めてからさらにものすごい勢いで増えます。

でも、症状が出てからおよそ48時間がピークで、それ以降は勢いが下がっていくとされます。

 

48時間がピークとなる理由のひとつは、ウイルスが感染して増えることのできる気道上皮細胞があらかたやられてしまっているからです。

もう、感染が広がる場所がないので、ウイルスとしても暴れようがないのですね。

(^^;)

 

さて、タミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬ですが、これはウイルスが感染した細胞から、増幅したウイルス粒子が外に出るのをブロックするお薬です。

これにより、新しい気道上皮細胞に感染が広がるのをブロックしてくれるのです。

それで、ウイルスにやられていない健康な気道上皮細胞がたくさん残るので、症状が軽くて済むのですね。

 

ここまで書くとお分かりですね。

48時間たつと、もう、守るべき正常な気道上皮細胞はほとんど残っていないのです。

(^^;)

そこから薬を飲んでも、飲まないのと理論上の違いはないというわけです。

 

もしかしたらちょっとは効くんじゃないかと言って、自分がもらったタミフルを3日前に発症した子供に飲ませる人がいますが、ほとんどの場合、無駄です。

(気道上皮がとても丈夫で、48時間ではなくて72時間ぐらいでピークがくる人の場合には効果があるかもしれませんが、そういう人はインフルエンザの症状も軽いはずなので、飲みたいとも思わないはずです。)

 

そして、時間と副作用の関係についてですが。

発症後48時間以内という、一番症状がひどくなる前に飲むべきお薬であるがゆえに、インフルエンザウイルス感染そのものの症状を副作用だと勘違いする人もいらっしゃいます。

頭痛、関節痛、筋肉痛、ときに下痢、嘔吐、これらはウイルス感染症の典型的な症状の一つなので、タミフルをある程度は経験します。

その辺も、慌てないようにしてくださいね。

 

 

 

インフルエンザ 薬 子ども 副作用 まとめ

 

抗インフルエンザ薬の副作用として一番多いのは嘔吐や下痢です(飲む薬の場合ですね)。

また、どんな薬であってもアレルギー反応が出る可能性はゼロではありません。

その場合はじんましんが先行することが多いです。

 

消化器症状と皮膚症状、それらにだけは、気を配っておいてあげてくださいね。

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