節分はいわしを食べるのではなくて、本当はボラの頭をかざるものです。

節分はイワシを食べるものだと思っている人が多いようです。

でも、実際には節分にイワシは玄関や裏口などに飾るものなのです。

しかも、本当はイワシじゃなくて10世紀ごろはボラの頭を飾っていたんです。

間違いの積み重ねで現在の風習があるんですね。

 

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節分に鰯の頭をひいらぎに刺して飾る風習のいわれは江戸時代に変わったもの

 

節分に鰯の頭をひいらぎに刺して飾る風習が昔からあります。

私はしばらく京都に住んでいたことがあるのですが、京都の町中の昔ながらの細い路地は、節分のころは魚臭いです。

鰯の頭をひいらぎに刺して、玄関だけやなく勝手口など、家の入口という入口に飾るからなのですね。

 

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このイワシひいらぎは、節分の時期に家に鬼が入らないようにするための風習だといわれます。

鬼はひいらぎのとがった枝や葉っぱで目を突いたことがあって、それ以来、柊が怖くてしょうがない。

また、イワシの頭の臭いにおいが鬼はいやでしょうがない。

だから家の入口に鰯の頭をひいらぎに刺して飾っておけば、「鬼は外」状態が成立するので安心だと。

 

でも、この風習はどうやら室町ごろから始まり、江戸時代頃に定着したようです。

それ以前には、鰯の頭ではなくてボラの頭を飾っていました。

しかも、ひいらぎに刺してそのまま飾るのではなくて、注連縄にひいらぎを刺して、そこにボラの頭を飾ったのです。

 

 

節分のイワシの由来と異なり、ボラの頭は神様を家の中にとどめ置く効果がある。

 

イワシという字は魚へんに弱いと書きます。

ですね。

 

これに対して、ボラという魚は魚へんに留めると書きます。

ですね。

 

この全然違う魚を飾る意味も全然違います。

ボラを飾るのは、「神様を家の中にとどめる」ためのものです。

元々、しめ縄自体が神様を家の中にとどめる効果を持つものなので、お正月に飾ってるわけです。

 

それと同じで、ありがたい神様に家の中に一日でも長くいてほしい。

だからボラの頭を飾りました。

鰡という字の「留める」という部分に期待したのです。

 

さらに、平安時代にはお金持ちは「鰡の形を模した土器」を作らせて、それを飾っていたそうです。

そこまでの財力のない人は、仕方なく、素焼きにしたボラの頭を飾っていたのです。

 

内臓は臭くて困るので、頭だけ飾っていたのです。

くさい魚の臭いなんて誰も望んでいませんでした。

 

だから変な話なんですよね、イワシは臭いから効果があるというのなら、

頭だけじゃなくて、内臓を飾ればいいじゃん。

 

いや、そんなものが飾ってある家には近寄りたくないですけど(^^;)。

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でもですね、ボラの内臓ならむしろ歓迎かも

だって、長崎名物のあれなんですから。

 

これです♪

 


極上珍味 本からすみ80g前後

こういう内臓なら飾っておいて、一口分けてほしいです(笑)

 

 

 

節分に鰯を食べる風習に変わりつつある?京都の吉田神社の現代の節分

 

京都にいた頃、よく吉田神社の節分に行ってました。

参道ではたくさんの出店が出るのですが、その中には、イワシを焼いて食べさせてくれるところがありました。


豊浜の真いわしは丸々と脂がのって美味しいですよ。甘塩で仕上げてあるので、毎日の朝食の一品…

 

甘塩(一塩物)の鰯を焼いて、新聞紙や包装紙に載せて渡してくれて。

一匹100円。

 

熱々をハフハフ言いながら食べて、別のお店で大人の飲物などを買います。

一升瓶からどぼどぼと、紙コップに注いでくれて、100円。

200円でホロ酔いになりながら歩き回る吉田神社が楽しかったなあ。

 

そんな吉田神社の節分では、お飾り用の鰯の頭なんてのは売ってませんでした。

いや、気づかなかっただけで、よく見たら売ってたのかな?

 

でもまあ、時代とともに風習は変わっていくものです。

もしかしたら、100年後ぐらいには「柊鰯」なんて言葉は亡くなっていて、

節分にはイワシを食べるという習慣が主流になっているのかもしれないですね。

(いまでも、頭が欲しいからイワシを買って、けっきょく、残った分を食べるという家庭が多いはずですからね。)

 

この記事は、以前に書いた記事を簡単に書き直しました。

なぜ、ボラの頭を飾っていたのが鰯の頭に変わってしまったかについてはこちらの記事に書いてあります。

⇒ 節分イワシひいらぎの由来と土佐日記の話

スマホで見るには長すぎたし、詳しのでよかったらPCでどうぞ(笑)。

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